「君の街まで」届くまで。
どうも「はたらくラッパー」MUKAIです。
今回はMUKAIの新しい挑戦について紹介します。
なんとこの度、11/16(土)に新曲を公開しました!(毎週公開してるんですが笑)
タイトルは「君の街まで」です。
MVはこちら
MVの中や概要欄に
Inspired by 「恋文の技術」森見登美彦
と書いてある通り、この曲は森見登美彦さんの小説「恋文の技術」からヒントを得て作りました。
・・・ヒントを得てというより、まさしく作品についての曲ですね。
今回は「勝手にテーマソング」というコンセプトで勝手にテーマソングを作ってみました!(そのまま)
この「勝手にテーマソング」というのがラッパーMUKAIの新しい挑戦でした。
外の作品を自分の言葉で置き換える。
これまで僕は自分の中から生まれる感情のみで作品を作ってきました。
それはとても王道で、ラッパーとして一番大事なことだと思っています。
しかし、「もっと作品の幅を広げたい!」と思った僕は「勝手に他の作品を歌っちゃえ!」と歌詞を書き始めたのです。
で、どうせ他の作品を歌うのであれば、自分が一番好きな作品をお借りしようと思ったわけです。
もちろん他人の曲を歌うようなことはしませんよ。
なので今回は小説を選んだのです。
すでにある完成された作品に対して自分がどういった言葉を添えられるか。
それが僕にとって新しい経験で刺激的でした。
「恋文の技術」をざっくりと説明
では「恋文の技術」とはどんな小説なのか?
それをざっくりと説明したいと思います。
「恋文の技術」は全編が手紙で構成されている書簡小説となります。(まずここがすごい!)
しかしさらにすごいのがそのほとんどが一人の男が書く手紙なのです。
ネタバレになるので深く言えませんが、ほぼ全編が片側からの手紙しか見れないのです。
京都から遠く離れた能登の研究所に飛ばされた男「守田一郎」が、京都の研究室の友人や先輩、また妹や小説家と文通をします。
最初は研究室を離れてしまった暇つぶしに送り始めたのです、どんどんと話が膨らみ、恋愛のアドバイスをしたりよからぬ企みをしたりします。
しかし本当に書きたかった片思いの相手への手紙は一向に書き上がらないまま、時間だけが経ってしまう。
くらだないことならいくらでも手紙が書けるのに、大事なことは全く書けない。
みんなとの文通を通して「恋文の技術」を会得しようとする守田の挑戦はいかに・・・
といった内容の、本当にくだらなく最高に愛おしい阿呆な男のお話です。
ラストは守田の成長も見えて暖かい気持ちになれます。
MUKAIが最も好きな小説です。
読んで得があると言い切れませんが「小説なんて楽しんでなんぼ」と思う人には心からおすすめします。
「君の街まで」聴いてね!
さて「恋文の技術」のあらすじがわかったらぜひ曲も聴いてみてください。
きっと読んだことがある人なら僕が歌詞に隠したいろんなワードに気づくはずです。
ここで紹介しちゃうと曲を聴く醍醐味がなくなるので控えますが、ぜひ何か気づいた人は教えてください!
コメントをいただけると嬉しくて飛び跳ねますので!
今後について
「勝手にテーマソング」シリーズはこの先も展開する予定です。
第二弾は何にしようかな~とニヤニヤしながら考えています。
MUKAIは「はたらくラッパー」として仕事やラッパーとしての曲を投稿してきました。
そういった幅を広げるという意味でも今後も「勝手にテーマソング」シリーズは続けていきます!
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